金箔の用途と質
金箔を、金屏風のような平面に貼ることを「平押し(ひらおし)」といいます。
最もポピュラーで、よく目にする加工法ではないでしょうか。
ですが、「ただ金箔を並べて貼っただけ」だと思っていませんか?
実は「平押し」こそ、金箔そのものの質や職人の技術によって仕上がりが大きく左右される技法なんです。
まず、金箔自体が凸凹やキズが一切なく、均一に作られていることが重要です。
面を大きく使用するため、少しの粗でも目立ってしまいますし、何より貼る事が困難になってしまいます。
金箔を貼っていく「箔押し」の作業も、接着剤の量や調合、美しい升目状に仕上げる技術など、かなりの熟練の技が必要となります。
泰山堂では常に上質な金箔を使用した屏風を製作し、多くのお客様にご満足いただいております。