高精細スキャニング撮影 レプリカ屏風(佐賀県 某博物館)
待ちに待った撮影の日がやってきました。
佐賀県の某博物館にて、高精細スキャニング撮影。長崎 出島の海軍伝習所の絵図です。
こちらは長崎のとある店舗様の壁面に屏風として装飾される予定です。
もともと、この絵画を屏風に使いたいというお問い合わせで既存の画像を拝見したのですが
図録図書に使用されるような小さなデータしか存在せず
予算などの調整をして、撮影をする運びとなりました。
あらためて、泰山堂として嬉しいのは「一気通貫」で撮影から画像調整 ⇒ 印刷 ⇒ 屏風の仕立てまでを当社だからこそ出来ることとして認めてくださったことです。
泰山堂の生業のはじまりである「屏風表装技術」・原画を恒久的に遺すための「デジタルアーカイブ」・展示空間の装飾における印刷技術や提案が可能な「素材提案力」これらの要素が組み合わさることによって、お客様の要望を叶えることができる姿勢を貫いて行きたいと思っています。
ちなみにスキャニングは、4億画素【1億画素 4分割撮影】という高精細撮影であり、撮影データはご協力して下さった博物館様へクライアント様を通して寄贈してくださるとのこと。
こういった歴史的、文化的なつながりを後世に遺していくサポートができることを誇りに感じています。