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【実例】オフィス空間に金屏風を:特注サイズと裏布選択で和モダンな印象に

はじめに:オフィスで「金屏風」はあり得る?

金屏風といえば、結婚式会場や料亭、神社仏閣などの格式高い空間を連想しがちです。しかし、近年は企業のグローバル化やインターナショナルな取引増加に伴い、オフィスインテリアにも「日本らしさ」を取り入れる動きが広がっています。今回ご紹介する事例は、海外からの来客が多い企業様が、オフィス用として金屏風をパーテーション代わりに導入したケースです。

なぜパーテーションではなく金屏風なのか? 答えは「ワンランク上の空間演出」と「日本文化のアピール」。従来のパーティションにはない和の高級感を手軽に取り込むことで、ビジネスシーンにおいても差別化やブランド強化が可能になります。

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特注サイズで空間にフィット

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1. 既製品では対応困難なスペースに対応

オフィスは設計・レイアウトが千差万別。デスクやカウンター、応接セットが配置されたエリアに、金屏風をそのまま置いても動線を妨げたり、圧迫感が出たりする可能性があります。
そこで当社では、お客様からの要望に応じて「特注サイズ」での製作を提案。下地幅を通常より狭くし、奥行きを抑えることで、人の行き来やオフィス家具配置の邪魔にならないスリムな金屏風を実現しました。

2. 機能性とデザイン性のバランス

特注サイズの金屏風は、単なる間仕切りパネルとしてでなく、「オフィスの顔」として活躍します。背丈や面数、幅を適切に調整することで、ある程度のプライバシー確保やゾーニングを行いつつ、空間が狭く感じないよう工夫できます。

裏布選択:紺布以外の明るい布で印象一新

1. 通常は紺布が一般的

ホテルや式典向けの金屏風では、裏面に紺のシルケット布が使われるのが一般的です。これは格式を保ちつつ、耐久性と落ち着いた雰囲気を両立する無難な選択でした。

しかし、オフィスのように明るくクリーンな空間では、紺布が重い印象を与えることもあります。海外ゲストが多い企業の場合、よりフレンドリーで親しみやすい雰囲気を望むこともあるでしょう。

2. アイボリー色で軽快な印象に

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今回の事例では、ご希望により、裏面にアイボリー色で光沢のある洋風布を採用。

  • 明るい色味が、オフィスの開放感やモダンテイストとマッチ
  • 光の反射により、狭いスペースでも圧迫感が軽減
  • 白系統の色合いは他の家具やインテリアとも調和しやすく、柔らかな印象を与える

注意点としては、白系の布は汚れが目立ちやすい点。しかし、オフィス内で頻繁に持ち運ぶことがなければ、定期的な軽い拭き取りで清潔な状態を維持しやすいです。

海外顧客へのおもてなしに金屏風を

1. 日本的ホスピタリティの象徴

海外からの顧客を迎えるオフィスでは、日本文化を体現するアイテムが場を和ませることがあります。金屏風は、その場にいる人々に「ここは日本」を感じさせる強力な象徴。現代的なインテリアに溶け込むようデザインや裏布を選べば、違和感なくアクセントとして活躍します。

2. ビジネスシーンでのブランディング効果

金屏風の導入は単なる装飾にとどまりません。オフィスは企業のブランド力を示す舞台。独自のコンセプトやこだわりを空間に反映することで、来訪者に「この会社は独創的で、品質にこだわる」という印象を与えられます。

オーダーメイドで無限の選択肢

今回紹介した特注サイズや裏布の選択は、ほんの一例に過ぎません。色や素材、金箔のグレード、蝶番構造、紋様、カスタムロゴの印刷など、多岐にわたるオプションが存在します。

  • サイズ自由度:オフィスの柱間やコーナースペースに合わせて寸法を調整
  • 素材選択:金箔、銀箔、布張りなど、空間テイストや予算に合わせた素材選定
  • ブランドロゴ・メッセージ印刷:裏面やサイド部分に社名・ロゴを印刷することで、ブランドメッセージを発信

こうしたオーダーメイド対応により、世界に一つの「オフィス用金屏風」が誕生します。

メンテナンスとサポート

長期的な使用を考えると、汚れや軽微な傷が発生することも。ですが、当社は修理・メンテナンス対応を行っております。

  • VC加工による汚れ対策
  • 張り替え修理対応で長期利用をサポート
  • 保管・清掃方法のアドバイスで品質維持

アフターサービスを受けられる点は、安心して導入できる理由の一つです。

お問い合わせ・お見積り相談

「当社オフィスにも金屏風を取り入れたい」「裏布を自由に選んで社風に合わせたい」「海外顧客へのおもてなしアイテムを探している」といったお考えをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:オフィスの新たな価値創造に「金屏風」を

オフィスは単なる働く場所から、顧客やパートナーを迎え、企業ブランドを発信するステージへと進化しています。そのステージを彩る小道具として、「金屏風」が意外なほど有効であることを、今回の実例が証明しています。

特注サイズや裏布の色味選びによって、和の要素を現代的な環境に自然に馴染ませることができる。海外ゲストに対しても、日本らしいおもてなしをビジュアルで伝えられる。カスタムオーダーの可能性で、他社にはないブランド表現が可能になる。

もし、オフィス空間を一味変えるアイテムをお探しなら、金屏風をぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

明治20年創業の金屏風専門店:泰山堂

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