泰山堂の屏風の特徴
泰山堂では仕立ての方法や材料など、昔の製造技法とほとんど変えていません。
その一方で、冷暖房の完備された宴会場での乾燥対策や、メンテナンスを最小限に抑えるためのより強固なつくりを追及して屏風づくりをしています。
例えば下記のような特徴があります。
紙丁番
泰山堂の屏風は、オリジナルの特殊強化布と強靭な和紙を組み合わせた独自の構造で製造しています。
接続部分がすべて蝶番となっているため、金物の蝶番を数個しか使用していないものに比べて強度があり、不可抗力以外はほとんど修理・修復をする必要がありません。
またこの構造により、貼り替え修理が容易となっています。
金紙
泰山堂の金屏風に使用している金紙には、フッ素コーティングを施しています。
宴会の席で付着しがちな、醤油や酒類などの汚れは、濡れタオルですぐ拭き取り、更に乾拭きをして水分を取るだけで綺麗になります。
更にハレーションの防止効果もありますので写真撮影の邪魔をしません。
このように泰山道の屏風は、宴会業務の中でのストレスや修理費用を軽減するための工夫をしています。