基本の金屏風修理行程①

今回は、最も基本的な金屏風の修理工程をご紹介します。

DSC_0058

まずは、貼り換え面に打ち付けてある緣(木枠)を外します。

両端の面の修理の場合は天地とサイドを、中面の場合は天地のみを外す事となります。

DSC_0060

次に、オゼといわれる側面の貼り紙を剥がします。

この部分は表貼りの金箔の上から貼ってあるものですので、必ず剥がす行程が発生します。

IMG_9830

そして表貼りの金紙を剥がしていきます。

丁番の布まで切ってしまわないように、端から3cm程度内側を切って剥がします。

IMG_9833

その後、残った端部分もきれいに捲り取ります。

ここまでで剥がしていく作業は終わりです。

次回は貼り替えの工程をご紹介いたします。

Follow me!