屏風屋ブログ
2016.12.14
「銀屏風」というと、本物の銀を薄く延ばした純銀箔をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
しかし実際には、もっとリーズナブルかつ変色しにくい「代用品」としての銀色箔(アルミ箔)も存在します。今回は、その正体やメリット・デメリット、そして用途ごとの選び方を解説。実際に銀屏風を製作する際に、どのような選択肢があるのかをぜひ知ってください。
今回、私たちが銀屏風を製作するにあたりアルミ箔を採用した事例があります。
大きなポイントは以下のとおりです。
変色のリスクが低い
純銀箔は空気中の硫化物などと反応して黒ずんでしまうことがありますが、アルミ箔はそういった化学変化が起こりにくい。
コストを抑えられる
純銀は貴金属のため、相場によって大きく価格が変動。一方、アルミ箔は一定の価格帯で安定供給が可能です。
メンテナンス性が高い
拭き取りや補修が比較的簡単で、汚れが目立ちにくいのもアルミ箔の利点。
では、銀屏風を製作する際、純銀箔とアルミ箔のどちらを選べばよいのでしょうか。ポイントをいくつか挙げます。
予算
高級感を最優先する場合、純銀箔は魅力的ですが、コストが大きくなることを考慮しましょう。予算を抑えたいならアルミ箔が有力候補です。
設置環境
湿度変化や屋外付近での使用が多い場合、変色しにくいアルミ箔の方がメンテナンスは楽です。
一方、室内でも風通しが悪く湿気がこもる環境だと、純銀箔は変色対策が必要です。
仕上がりイメージ
厳密に見れば、純銀特有のやや白みを帯びた光沢とアルミ箔の光沢は微妙に異なります。こだわりが強い方はサンプルをチェックし、イメージに合うかどうか確認を。
将来的な修理や取り替え
純銀箔の場合、長期的には変色を前提にメンテナンス計画を立てる必要があります。アルミ箔なら変色しにくいため、長期間にわたるメンテナンスコストを安く抑えられます。

写真のように、実際にアルミ箔を用いても輝きはしっかり銀色。純銀箔と比べても、離れて見れば大きな違いはほとんどわかりません。
「予算を抑えたいけれど、銀屏風の雰囲気を損ないたくない」「変色リスクの少ない銀箔代用品を探している」など、どんなお悩みや疑問でもお気軽にご相談ください。
素材選びからサイズ・デザインのご提案、メンテナンス計画まで、お客様のご要望に合わせて柔軟に対応いたします。
純銀箔の持つ本物の風合いは魅力的ですが、変色やコストといった課題があります。その点、アルミ箔を代用品として使う「銀色箔」なら、変色しにくくリーズナブルという大きな利点が。
「本物志向か? 実用性か?」—— どちらにも一長一短があるため、ご予算や用途、仕上がりの希望を踏まえて最適な選択をすることが大切です。もし迷ったら、いつでも専門家にご相談ください。あなたにピッタリの銀屏風づくりを全力でサポートいたします。
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